コロナウイルスについて
6月は段々、コロナの感染者数も微減して来たようです。コロナと共存生活をしながら予防体制をしていく流れが本流となりました。でも、死亡者率は高齢者に高止まりしていますので、健康に留意して、私も活動をしています。まだ殆どがオンラインで会議が続行中で、ご報告できるような仕事はありませんでした。
コンサートのご報告
このコロナ禍で、ウクライナ出身のソプラノ歌手オクサーナ・ステパニュックさんがキリスト教関係者の間で、チャリティーコンサートを開いて用いられています。クリスチャンのオクサーナさんは、日本人では音が出せない高ソプラノ歌手で、私もいつも感激して聴いています。バンドューラという民族楽器の演奏と歌声は彼女の声の特性を素晴らしく引き出していて、ローマ教皇の御前でも演奏したと聞いています。実は私が2003年日本聖書協会の聖書制作支援でウクライナに出かけた時、支援者の方が、オクサーナさんと出会い、日本で活動しないかと彼女に勧めて、日本にお連れし、それ以来、日本に在住しながら演奏活動を続けて来た経緯がありました。今回のロシアのウクライナ侵攻を機に、ウクライナを支援するために、様々なキリスト教団体から応援を受けて、本当に忙しく慈善の演奏活動を続けておられていますので、是非、彼女のコンサートに是が非でも出席されますことをお薦めいたします。
東南アジア文化友好協会理事会のご報告
この6月に公益財団法人 東南アジア文化友好協会の理事会がZOOMで行われました。この財団法人は、規模は大きくありませんが、来年で60周年を迎えます。戦後まもなく、日本が東南アジア諸国に多大な戦争被害を与えたことに対して償いの証としてキリスト教界の中でもいち早く1963年に加藤亮一牧師によって設立され、具体的な事業として東南アジア諸国の若い人たちに日本留学を支援するために留学生寮を提供し、卒業後は母国で有能な働き人として活躍してもらおうという趣旨で始められました。そしてこの60年間で中国、韓国、台湾、インドネシア、タイ、ミャンマー、カンボジヤ、ミャンマーからの多くの留学生を受け入れ送り出してきました。現在は、それぞれの国が豊かになり需要が多くはありませんが、技能実習生や難民入国者の方に問題の焦点が移りつつありますので、この創立の精神を次の時代にどのように継続していくかが財団の将来的な課題となっております。私は2000年頃からこの財団理事として関わり、十分な活動ができませんでしたが、来年2023年の60周年記念を機に、多くの人々の知恵と支援を頂きながら、新しい使命へと繋いで行きたいと思っております。具体的な60周年記念の詳細が決まり次第、皆さまへお知らせしたいと思います。この団体の詳細はホームページでご覧いただけます。
世界宗教平和の祈りの集い
「世界宗教者平和の祈りの集い」から比叡山宗教サミット35周年記念のご案内を頂きました。過去2年間はコロナ感染のため簡略、中止状態でしたが、ようやく今年から会場での開催となったようです。仏教、神道、キリスト教、その他の宗教者が集い、世界平和の祈りが一年に一度、比叡山で持たれています。8月4日開催です。日本の宗教界がこのように世界平和のために祈りを一緒に捧げられることは、素晴らしい日本宗教界が築いて来た素晴らしい伝統だと思います。