① 報告
4月3日(日)受難節第5主日礼拝の原稿を掲載します。映像は一般のYOUTUBE「常盤台教会 渡部信」と索引をして観ることができます。
②「ウクライナ侵攻」
先月号に続いて、「ロシアのウクライナ侵攻」が継続していますが、世界に平和が訪れますように心からお祈りします。ロシアの宗教性の問題を先に指摘しましたが、やはり、世界から孤立したロシア正教会の問題ではないでしょうか。3月号で紹介しました2000年に東京のニコライ堂で行われた礼拝の写真が見つかりましたので掲載します。その時のロシア正教総主教はアレクセイ2世でした。礼拝は荘厳な古典的な礼典を中心とした礼拝でした。現在はロシア正教会の総主教はキリル総主教です。
③ ウクライナ侵攻の宗教的側面 -論考2
最近では、公のマスコミでも、ロシア正教会とプーチンの「ウクライナ侵攻」との関係を扱う記事が見られるようになりました。ロシアを過去のソビエト連邦:」の時代に戻すという「ルースキー・ミール」(ロシアの世界)が背景にあるのではないかということですが、ただロシアの領土を拡大するという意味ではなく、更に深い宗教的内面が大きく関わっているような気がします。勿論、主義とか、思想とか、経済とか、民族などの要素が国の外交政策を形づくるのですが、今回も私自身の「論考」という形で、宗教的側面からの切り込みで述べさせて頂きますので、その点、ご理解ください。
④コロナウイルスについて
コロナ感染が一向に収まりません。しばらくの間、最近の世界的なキリスト教同行として「中国のキリスト教事情について論考―3」の形で来月号から述べてみたいと思います。中国の共産主義の体制の中で「信教の自由」を条件付きで許された中国キリスト教は、プロテスタント教会だけで1億人近いクリスチャンがいるのではないかと推測されています。その中国キリスト教会が最近、新しい方向性を打ち出しました。それはキリスト教の中国化という問題です。いかなる過去のプロテスタント教会を否定し、独自の中国キリスト教会を育て、公認するという方針です。これは2018年頃から政府によって政策として実行され始めました。同時にカトリック教会も二千万人近くのクリスチャンがおり、ローマ教皇の介入なく独自の中国統括者を定め、ローマ教皇はそれを追認するという異例の形態を承認させました。この問題を取り上げたいと思います。
⑤コンサートのお知らせ
5月3日(火)13時30分開演で、メサイア公演が目黒区中小企業センター区民センターホールで行われます。主催はMCSメサイアコーラルソサイェティです。コロナ禍の中で久しぶりの開催です。詳細はチラシをご覧ください。